【お墓に使用する石】価格の付け方について御説明致します。
こんにちは、目黒区でお墓の墓石販売をしています、
(有)渡辺信也石材の渡辺です。
お墓に使用する石材の金額は
不透明な感じがして解りにくいですよね。
石材製品単価(問屋さんが町の石材店さんに卸す価格)
が庵治石(香川県産)は真壁石(茨城県産)の約10倍ほどの
差が有るのですが、信じられますか?
お墓に使用する石の金額ってどのように
決められているのでしょうか?
解りやすくご説明して行きたいと思います。
・大きい原石からの製材率
・独特な石目・色
・各現場への配送(1番重要です)
大きい原石からの製材率
「原石」と呼ばれる状態になるまでに、
ほとんどの石は捨てられてしまうのですが
理由は一言でまとめると
「お墓にふさわしくない」からです。
原石として山から採れる確率は真壁石で
開発面積の約30パーセント位で
庵治石は2~3パーセントだそうです。
それから工場で加工をして、さらに絞り込んでいくので
奇跡的な数字になってしまうわけです。
独特な石目・色
上の画像は弊社工場に展示してある
庵治石の8寸角ですが、
最大の特徴は「斑」と呼ばれる独特の石目です。
戦後 1番高級な石は本小松石でしたが、
昭和50年代頃から、この庵治石が
逆転し日本一高価になったそうです。
この石目(ふ)が少しでもムラになると
凄く変に見えるので出荷されません。
とにかく希少なんですね。
各現場への配送
私はこの点が1番大きいと考えて、
以下に違いをまとめてみたいと思います。
①庵治石の配送方法
庵治石は例え中国で加工されて
仕上がったものでも、産地に戻して
から出荷するため、陸送費が掛かり
自然と価格が高くなっていきます。
※国内工場の都合で中国に
委託加工はするが、原石は販売していません。
②真壁石の配送方法
真壁石は中国から船で流通しているので、
中国から各港への運搬となります。
中国工場と港の着値で取引出来るため、陸送費が
かからずに、日本全国で同じような
金額で取引き出来てしまうのです。
※原石を中国に販売している為
最後にまとめ
真壁石は材質が安定しているため、
流通しやすく、価格もお手頃。
日本で一番使用されている理由が
お分かりになった事でしょう。
一方で、庵治石は中国に決定権を与えず、
独自のブランドを確立しながら、
発展していく事でしょう。
どちらが正しいという判断は出来ません。
真壁石は好きなんだけど、
加工は国内工場という方は
私達にご相談ください。
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今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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