お墓は長い歴史の中で様々な形が生まれてきました。
根本はお釈迦様のお骨を収めた仏舎利塔(ストゥーパ)とされています。
たくさんあるお墓の形からゆっくりとお選びください。

目 次

和型墓石

江戸時代になってから、私たち一般庶民も

お墓を建てるようになってきた事から、

現在の形が確立していきました。

文字を刻む“棹石”が縦長長方形な事が特徴です。

「やくもの」と呼ばれる細工の説明はこちら

和型が今の形になった詳しい説明はこちらをどうぞ

墓石表面の仕上げ方について

愛されてきた形には理由が様々な理由があります。

  • お釈迦様の遺骨を納めた仏舎利塔を簡略化した形で有る事
  • 正面文字が縦書きであった事
  • 適度な高さが有り、見上げる形になった事
ご契約前にカラー図面でご確認して頂きますので、ご安心いただけます。

洋型墓石

2011年に発生した東日本大震災の後 横長という安心感から建墓数が増えました。
シンプルなデザインや明るいデザインも考えられていますので建てる場所を選びません。

五輪塔

鎌倉時代に考案された歴史ある塔で“塔”という言葉には遺骨を納める場所という意味もありますが、五輪塔で遺骨が納められている物は少ないです。

鎌倉時代から供養“碑”として建之されていたことが解ります。
仏教における五大要素「空」「風」「火」「水」「地」を表すことから自分の見知らぬご先祖様へも届く供養塔として建てられています。

 

石材 真壁石(小目石)
仕上げ ノミ切り仕上げ
私たちの工場は茨城県桜川市に有り、展示スペースには実物がございます。石材の表面仕上げは“ノミ切り”という伝統的な仕上げ方となっておりますので、ぜひ 手で触れて石の力や生命力を感じて下さい。

おしゃれなデザイン墓石例

お墓も自分らしく明るく仕上げたい

  • 多様化する価値観や生活規則
  • 今までと同じお墓はつまらない。
  • 自分に合ったデザインを求める方が
  • たくさんの要望により発展させています

私たちが行っている様々な耐震細工をご紹介

石工に受け継がれてきた技・知識を

現代に応用しながら耐震加工に生かします。

石ホゾ出し・ホゾ穴

上下の石を加工する方法で一般的です。

・加工内容詳細

上の石は出っ張りになる部分を切り出し、下の石は出っ張りを受ける穴を彫ります。

・特徴

目地がキレイに仕上がる特徴があるため、塔婆柱や小柱などに使用されている事が多い。

・注意点

石の付け根が弱点となり折れてしまう事もあるので、細い石にはお勧めできません。

付け足しホゾ

古い石の見た目を変えずに補強したい時や、

新品でも強度を持たせたいときの方法です。

・加工内容詳細

ホゾを単品の石で作成し、上下の石に穴を開けます。上下の間に緩衝材を入れる事で、付け足したホゾが割れなくなるため、上段の石ホゾ出しより丈夫な方法となります。

・特徴

小さい物は、現場で作業出来るため作業効率が良く、耐久性もある優れた工法 石を付け足すことで経年変化も無く石燈籠などの文化財にも有効。

・注意点

緩衝材を隙間に十分充填しないと動いてしまうため、外れやすくなる。

ステンレスピン加工

古い石の見た目を変えずに補強したい時や新品でも強度を持たせたいときの方法です。

・加工内容詳細

石にドリル(大きい穴は穴あけ機)で穴を開けて、ステンレスピンを入れる工法。

・特徴

ドリルで穴を開けられるため現場状況で好きな場所へ加工できる。

横にも穴を開ける事で、上下左右に力を分散できるため世界で1番利用されている方法でしょう。

・注意点

隙間への充填が不十分の時は動いてしまうので、外れやすくなる

全体を根入れする方法

・加工内容詳細

上の石は加工せず、下の石へ少し大きめの穴を彫り、そのまま全体を入れ込んだ後、隙間へセメントやボンドを充填する工法。

・特徴

目地がキレイに仕上がる特徴がある墓誌などの板石を調整しやすいため墓誌台に加工されている事が多い。燈篭の受け部分にも良く使用されている

・注意点

隙間へ充填が不十分な時は動いてしまうので弱くなる。受け石の穴底と入れる石の下場を同じ形状にすると落ち着きが良い。

カドで重量を受ける方法

現代では石工の手間が掛かりすぎるため余り加工されなくなった工法です

・加工内容詳細

上石の下場は鋭角に面取りし、受け石の天端は平らに彫ったフチへ鈍角に面取り加工をする事で上下のカドで重量を受ける工法。重量が有るため、強い摩擦が発生して横滑り・移動を防ぐ

・特徴

目地が不要となるため現場設置は楽な反面 仮組に時間が掛かる。

セメントなどの緩衝材を使用しないので大正以前のお墓に良く加工されている。

・注意点

石工の技術に左右されるため、仮組が必須となる。

微調整に時間が掛かるため費用が発生する。

耐震加工例

日本は世界中でも有数の地震大国といえるでしょうね。 その中でも2011年に起きた「東北地方太平洋沖地震」が記憶に新しいかと思われます。 私達の工場や住まいも被害にあいました。 この地震が、どんな実験よりも耐震性を証明してくれたと思います。

私達が建てさせて頂いたお墓の中で、耐震補強したお墓は倒壊しませんでした。

竿石と台石をステンレスぴんでつなげます。

台石とステンレスピン用の穴をあけています。

基礎コンクリートと石もステンレスの板で固定します。

耐震修復例―修復前

耐震修復工事―修復後

費用例 真壁小目石8寸角

石材 真壁小目石 茨城県産
規格 8寸角 文字を刻む石の幅
石材費用 50万円
設置費用 15万円(現場により変動有り)
文字 8万円 お戒名1名
基礎工事 15万円 (現場により)
小計 88万円(税別)となります

※囲い(外柵)の石を付ける場合は別途必要になります。
実物が工場に展示して有りますので、石の艶やかな表面に触れて下さい。

費用例 洋型石碑

石材 河北山崎石
規格 60㎝(文字を刻む石の幅)
石材費用 45万円(納骨室含む)
設置費用 15万円(現場により変動有り)
文字 8万円 お戒名1名
基礎工事 12万円 (現場により)
小計 80万円(税別)となります

※囲い(外柵)の石を付ける場合は別途必要になります。

墓地完成までの流れ

お客様
お客様
お墓って どのように進めたらよいのかしら?
お任せください。以下の流れでご提案させていただきます。
渡辺
渡辺

 墓地を求めましょう。

大きく分けて墓地は3つに分かれています

  • 寺院境内墓地
  • 公営霊園墓地
  • 私営霊園墓地

費用や交通の便が良い立地などで考える方が多いです。

ご相談を頂ければご一緒にお近くの墓地をお探しいたします。

墓地を決める注意点で詳しい説明はこちらをご覧ください

 お電話かメールでご相談ください。

事務所に不在時は携帯電話に転送しておりますので、外出時でもご迷惑をお掛けしません。※万が一 お電話に出られない時には折り返しお電話させて頂きます。

 お会いしてご要望をお聞きします

お会いしてお墓について不明な点やご要望をお聞きします。

お客様
お客様
地震に対しての備えは?
ゲスト
ゲスト
雑草対策方法を教えて欲しい
間違いの無いようにたくさんの事をお聞きします
渡辺
渡辺

 現地確認 墓地採寸

渡辺
渡辺
ご相談時に墓地へご一緒して頂けるとありがたいです。

プロの目で現場状況を確認して墓地の大きさを採寸します。

周りに出来ているお墓を見ながら、違和感のないお墓デザインをお打ち合わせします。

 デザイン案とお見積書を提出いたします。

お見積書の例

提案図面の例

渡辺
渡辺
カラー図面も添付してご提案いたします。

 訂正が済みましたらご契約

提案図面やお見積書にご納得して頂ければご契約となります。

こちらで契約書を2通ご用意しますので、ご署名 ご捺印の上 お客様と私達で1通ずつを保管します。

 石材の加工開始 文字原稿作成 確認

お家紋確認の例

石材の加工を工場で加工させて頂くと供にお墓に刻む文字の原稿を作成させて頂きますので、お打ち合わせ通りに文字原稿が出来ているかご確認下さい。

 お墓の工事完了

お墓を設計図に従って丁寧に施工します。

 完成引き渡し・お客様確認 開眼供養

完成検査終了後にお客様にご連絡させていただきます。

ご確認いただき、開眼供養の日にお手伝いをして引き渡しとなります。

また、開眼供養やご納骨の日が雨天の場合はテントやパラソルでご対応させて頂きます。

正面文字の仕上げ方

文字の彫刻方法は一つではありません。基本は彫りこむのですが、文字の断面形状が様々なので、好みに合うものを選んで下さい。

サンドブラスト仕上げ

1番標準的な彫り方です

ゴムを切り取って抜いて、残ったゴムが養生してくれる仕組みで,この工法が開発されてからは、格段に文字彫刻の技術が進みました。

詳しい説明はこちらをご覧ください

サライ彫仕上げ

文字の底へ毛筆による流れ目を付ける作業。

人工的にノミで削っているのですが、

これが「サライ仕上げ」です。

サライ仕上げについて詳しい説明はこちらをご覧ください

薬研彫り

文字の輪郭を深く掘り、輪郭の内側は浅く

磨き面が落ちる程度に掘り進めます。

薬研彫りについて詳しい説明はこちらをご覧ください

立体彫り

文字の輪郭を深く掘り、輪郭の内側は浅く

磨き面が落ちる程度に掘り進めます。

立体彫について詳しい説明はこちらをご覧ください

お墓に刻む文字の書体について

お墓に刻む文字の書体は大きく分けて楷書 行書 隷書の3種類からお選び頂きます。
その他にこだわりがある方は書家先生に書いて頂くことも出来ますのでご相談ください。

楷書体

文字を崩さずに書かれた書体です。

一画ずつを丁寧に書くため読みやすく

落ち着いた印象を与えます。

行書体

筆を繋げて使用する事もあるので、柔らかい印象となります。

さらに強くくずした文字は草書体となります。

隷書体

左右の払いで波打つような筆遣いをして、

一字一字が横長で優しい印象を与える文字です。

中国では紀元前 秦の時代から使用されたようです。

家紋の彫刻方法と意味

家紋の彫刻方法は主に左記写真の「浮し彫」石が小さくて枠を付けられない時は周囲に細い筋を設けて彫ります。

家紋を彫るようになった意味とは?

家紋は使用する機会も少ないので、自分の家紋が解らない方も沢山いらっしゃいます。お墓に自分の根源となる紋章を刻んで、家族で共有しましょう

 

家紋について詳しい説明はこちらをご覧ください

自社工場でお墓を原石から切り出し、精魂込めて磨いています。

お客様
お客様
お墓って運ばれて来るものを設置しているだけで、
どの石材店に頼んでも同じなのですか?
ほとんどは中国製品ですが、私達は自分たちで
加工する事が出来るんですよ。
渡辺
渡辺

原石の取り扱い台車設置

山から採掘される原石は大小さまざまです。大きいものでは15トンも有る石も有る程でそれを運搬する大型車が必要となる事も石が高価な理由の一つです

切断

画像は大口径切断機です、大割りをしてから中口径で指定の寸法へと切り分けていきます。

研磨

大きい面は画像の様な自動研磨機を使用できますが、小さな面は人間が精魂を込めて手磨きしています

やくもの加工 整形

お墓の形には沢山のデザインが有ります。
亀腹や水垂・花瓶や屋根付き香炉 経机香炉など・・・人間の手によって整形して次の工程に移ります。

やくもの手磨き

ポリッシャーに人工砥石を付けて磨いています。工程は8~9工程(黒御影と本小松石は9工程) 非常に根気のいる作業で、仕上がりを左右するため難しい作業です。

文字彫刻

画像はサンドブラストで予め彫り込んだ文字の凹凸を手で平らに整えながら字底へ流れを付けているところです。

以上の工程が終わるとお墓に運ばれて設置されます。

工場内の製作動画をご覧ください。

大きい原石を転がして台車に載せる動画

工場は危険な作業が沢山ありますので、
皆で声を掛け合いながら安全に進めていく動画です。

コブだし加工を進める動画

古いお墓で良く見かける“コブだし加工”はこの様に仕上げていきます。

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