古いお墓に墓誌が必要になったら、どんな石がよいですか?仙台石も良いですよ。
少し前に建てられた墓石は石碑の側面にお戒名(浄土真宗では法名)
が彫ってある事がありますよね。
もしくは古くから継承しているお墓で
墓誌に書ききれなくなってしまう事も
もちろん有るはずです。
書ききれなくなった時には
「どの様にしたら良いのかな?」
と聞かれることが有るのですが、
墓地の管理基準内であれば
どの様な石種で追加しても問題ありません。
古いお墓の雰囲気なので、
ピカピカした石は嫌だという方に
こちらの渋い石材をお勧めします。
稲井石(仙台石)
忠魂碑をはじめ沢山の記念碑に使用されているので
どこかで必ず見ている事でしょう。
この石は落ち着いた艶が出るため、
少し時間の経ったお墓にも良く似合うんですよね。
もちろん新設の墓地にも似合いますよ。
気になる費用はインドの黒御影石と
ほとんど一緒なので中国の品物に比べれば
高いですが、一般的といえるでしょう。
稲井石の 石質・特徴
分類 :粘板岩
見掛け比重 :2.71(t/㎥)
吸水率 :0.06%
圧縮強度 :15.6(N/m㎡)
特徴は黒く重圧感の有る石に文字を刻むと鮮明に白く浮き上がって見える事と、
大材も採掘されやすいことから、明治時代から記念碑などに多数使用されてきました。
石目に沿って割らないと非常に割れにくく石の橋などにも
現地寺院などは使用されている。
石彫工にとって永遠の課題
現在では文字彫刻のほとんどがサンドブラスト
になっていますが、一昔前は手持ちの突きのみの様な
物で彫っていました。
その当時の文字彫り職人さんたちが
言っていた言葉が忘れられません。
「仙台で始まって仙台で終わる。」
仙台というのは関東では稲井石をそのように呼んでいます。
そして、仙台は独特な表面の軟らかさが有る石で
初心者にもある程度までは彫りやすい石です。
しかし、その加工のしやすさがゆえに
腕を競える石でも有りました。
文字の底をどれだけキレイに仕上げるか?や
文字のフチをキレイに仕上げられるか?
それから時間はいかに短縮できるか?
等といろいろな面で競い合っていたようです。
想像すると当時の様子が伝わって来るような
気がして少し嬉しいです。
そんな稲井石を元気に採掘されている業者さんが
まだ現地にはいらっしゃいますので、
安心して私たちにご相談ください。
いかがだったでしょうか?
もっと詳しく知りたいなどの要望・ご相談がございましたら
こちらからお問い合わせください。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
ぜひ、ご覧になってください ↓
━ラインでもご相談を受け付けております━
━お電話のお問い合わせもお待ちしております。━
☎ 03-5704-4612
茨城 0296-55-2177